長年にわたりエリザベス女王の専属デザイナーを務め、女王の右腕として活躍してきたアンジェラ・ケリーの新著、『The Other Side of the Coin: The Queen, the Dresser and the Wardrobe』が注目を集めている。それによると、女王は以前から言われてきた通り、宮殿に住み、スタッフを大切にすることで自らのニーズをすべて満たしている一方で、実際には「非常に控えめな女性」なのだそう! 例えばジュエリーのコレクションに関しても、女王はあまり細かいことは気にしないらしく、アンジェラが『 デイリー・メール 』紙に対して明かしたところによれば、女王のダイヤモンドの輝きを保つために使用しているのは、なんと水で薄めた蒸留酒のジン。 また、女王はお買い得なものが大好きとのこと! アンジェラは生地を買うときにも、リーズナブルな価格で手に入れるために、「お買い得品コーナー」から選ぶことが多いそう。アンジェラは著書の中で、シンガポールで女王のためにシルクを購入した時のことについても触れいる。女王は居住者ではないため税金の還付を受けられることに気づき、申請の手続きをしに行ったものの、そのため危うく帰りの飛行機に乗り遅れそうになったという! それでも女王を喜ばせることができたので、還付を受けたことは価値あることだったと思っているそう。 「『税金を払い戻してもらいました』と言ってお金を渡したときの女王の表情を見ることができたのは、何にも代えがたい価値のあることでしたよ」 そのほかアンジェラは、女王が昔からしたがっていたことも暴露! それは、写真を撮る時に両手をポケットに入れたポーズを取ること。女王は自身の母親や側近たちから、そうしたカジュアルなポーズは王室の一員らしくないと反対されていたとみられる。アンジェラは今から数年前にも女王のワードローブに関する別の著書を出版しているが、彼女がその際に提供した機会のおかげで女王はようやく、希望していたそのポーズで写真を取ることができたという! 女王は撮影時、カメラマンからいくつかのポーズをとるよう頼まれたものの、それに抵抗。「いいえバリー(カメラマンの名前)、このポーズにするわ。これで撮ってちょうだい」と言ったそう。アンジェラはこのとき、女王のモデルとしてのスキルに驚かされたのだとか。 「女王はカメラの前で、いろいろなポーズを取り始めました。両手をポケットに入れたり出したり、腰に置いたり、まるでプロのモデルのようでした」 「信じられませんでした。女王は、実に自然だったんです」 スーパーモデル顔負けにポーズを変えるその姿を想像しただけで、女王のことがますます好きになりそう♡ ※この訳は抄訳です。 Translation:Hearst Contents Hub TOWN&COUNTRY